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待兼山俳句会
第589回 平成29年4月30日(日)
吟行 大阪府狭山市
狭山池
狭山池博物館
選者吟
風船はもともと空のものならむ 幹三
夏近しビーズの腕輪選る娘
人離れ歩いてをれば犬ふぐり
選者選
幹三 選
◎狭山池祭の人出花は葉に 言成
のどけしやボート待つ子の長き列 瑛三
きゆうきゆうと風船ならし二人連れ 乱
夏近し大人子供の燥ぎ様 邦夫
◎葉桜の蔭を選びて出店かな 暁子
風船の流れゆく先二上山 言成
葉桜の若木の影も有難し 乱
桐の花白きのありて村静か 兵十郎
蝌蚪騒ぐ一寸覗いただけなのに 暁子
◎河内野に白き塔あり遠霞 瑛三
◎吹き出せしラムネを持ちて走る子よ
兵十郎
水うらら古代の池を受け継いで 邦夫
青鷺の子を見る親の大きかな 兵十郎
夏山を背にして踊る高校生 元彦
水面わたる太鼓のリズム池祭 言成
◎一万歩池を巡りて春惜む 暁子
姉妹しろつめ草を引き合うて 兵十郎
◎古き代の土木をおもふ池は夏 瑛三
四月尽祭り全開狭山池 翠
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